八百万の声(やおろずのこえ)を求め日本の横笛を研鑽している。 学習院大学文学部史学科日本古代史専攻卒業。東京藝術大学音楽部別科邦楽囃子専攻修了。NHK邦楽技能者育成会50期卒業。出雲大社楽人を務めながら日本の伝統的な横笛を研鑽。龍笛を芝祐靖氏に師事。令楽奏を秋元辰巳氏に師事。五世野村万之丞氏の大田楽にて田楽笛を研鑽。長唄の竹笛・能管を藤舎正生氏に、邦楽囃子を藤舎華鳳氏に師事。赤坂日枝神社、広島厳島神社、他各地奉納演奏や助六太鼓、御諏訪太鼓、など様々な和太鼓団体と共演を続ける。また「アンサンブル室町」、「日本音楽集団」に所属し、現代音楽アンサンブルの演奏活動、浅田次郎原作 映画「輪違屋糸里」主題歌、スタジオジブリ映画「かぐや姫の物語」、NHKラジオドラマ「夜露姫」の笛演奏を担当。 幼少より母からピアノの手ほどきをうけ、曾祖父である作曲家弘田龍太郎(「浜千鳥」「春よ来い」等)の作品群の和楽器編曲、歴史と映像と音の融合など温故知新の創作活動をライフワークとする。2017年より日本舞踊五條流「五條詠葵(ごじょうえいき)」の名を許され、踊れる音楽を目指した自作、委託作品の発表も推進。2019年9月には芭蕉の旅路を題材とした「矢吹追想」をピアノと笛、日本舞踊の作品として発表する。2021年9月には流派創設80周年記念公演(国立大劇場)にて長唄の大曲・草摺引の舞鶴役を務める。 近年はドイツ、ジョージア、アメリカ、フィリピン、ギリシャなど海外公演にも参加。2016年4月はベトナムハノイの世界遺産タンロン城ステージおよび現地イオンモール特設ステージで和太鼓と創作舞踊のショーを企画し、数千人規模の動員を実現した。2022年2月にはサントリーホールブルーローズにて舞踊作品「小泉八雲の夢神楽」の作曲と音楽監督を務め、雅楽、長唄、現代音楽、J-POPまで幅広い作風を披露した。 |